うちのお客さんから「エアコンの調子が悪くて修理したいので見に来てほしい」。と
依頼があり お宅を訪問する事になりした。こちらのお宅には、５０代の 独身男性
の方が、猫数匹と共に住まわれいていて お家を建てさせて頂いて２０年近く経つ
以上に 家の中は猫によって 破壊され古ぼけた感じがする。猫は爪を研ぐので。
しかし室内が壊れて行くのを見るのが辛いのは 家を建てた側の感想だけなのか
住まれている方は、”ケロッ”とされていますし 破壊者が 前、来た時より 2匹ほど
増えている感じ。 応接間に行くと ソファーに開いた穴から別の猫がこんにちわ。
そんなこんなで 壊れたエアコンの所へ。アフターサービスを呼ばないと直らない
のを確認しお客さんとアポの時間について打ち合わせをしていると 健さんの足に
激痛が走った・・・・。 見ると一匹の猫が健さんの片足で爪を研ぐ仕草をしていた。
お客さんの手前、大声は出さずに「コラ」。と軽く言って 猫の前足を両手で持って
突き立てた爪ごと足から引き離した。しかし心の中では、大声で「イテー、イテー」。
とわめく自分がいた。 それを見てお客さんが「なにゅーしょん」。 そして 「この猫、
人懐っこいけーなー」。と言った。どこまで猫から目線の人なのであろう。普通なら
何を措いても「すいません」。 が先じゃね。 健さん面食らってしまった。 そもそも
健さん 猫好きでも 犬も飼っているけど 犬を こよなく愛す 犬好きでも無いので
この人達の気持は まだまだ理解できない。家がボロボロになるのも嫌だし。 でも
不思議な世界が 色々な所に存在する事を肌で感じた 笠岡の昼下がりでした。
[0回]
PR