伝説とは、親から 子へと 語り継がれるもの。
健さんが子供の頃、夢中になって見ていたテレビ。それがシリーズで放映されていた
ウルトラマンでした。
そんなテレビの記憶が 月日の流れにより薄れかけていた時、我が家に男の子が
誕生しました。
健さんは、そのタイミングを見逃さず、子供が物心付く頃になるとウルトラマンシリーズ
のビデオを子供に繰り返し見せた。思惑通りに子供はすぐに虜になって、せがまれる
まま親子で毎週のようにレンタルビデオ店に足を運んで子供の希望(親の希望)に
合わせて古いシリーズのビデオばかり借りた。
玉野にある“おもちゃ王国” のイベント情報もチェックし、ウルトラ六兄弟までが登場する
ウルトラマンショーがある時だけおもちゃ王国に行き、イベントを観覧したり、親子で
ウルトラマンと記念撮影をした。
子供が3歳になった時には、熊本県にあるウルトラマンランドにも足を運んだ。
子供の方も何かある度にウルトラマンシリーズのソフトビニール製の人形を親にねだり
おもちゃ箱は一杯になった。しかし、子供も大きくなると自己主張し始め、興味は
“ティガ” や “ガイア”などに。
親子の興味は食い違いを見せ始め、やがて子供の興味は別の物になり、ついに息子は
ウルトラマンを卒業した。思えば、長いような短いような子供との共通の趣味。
しかし健さんのウルトラマンの記憶は復活。
やがて 健さんの子供も大人になる事だろう・・・
そして自分に子供が出来た時には、この伝説を語り継いで欲しいものだ。
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