うちのお客様から 知らないお宅の塀瓦を車で引っかけて壊してしまったので修理を
して欲しいと依頼を受けました。塀の瓦と聞いて少し嫌な予感がしておりましたが・・・
現場に到着してビックリ! やっぱり嫌な予感的中 の マルト塀瓦 来島です。ふ~
四国のメーカーさんの商品(塀瓦)ですが これを作っておりました 会社は、既に
倒産 しておりまして・・・ 倒産後、年数も経っている事から年々、入手困難になって
おりまして 瓦屋さんルートで 調べてもらうと 昨年までは、少し まだ扱いがあって
取り寄せが出来たみたい だけど 今年は、もう無理です。と言われてしまいました。
かわりに出された案は、ほんの十枚の瓦の修理に、他の列から十枚、取って来て
その列の5mぐらい全てを別の瓦に交換すると言う案。金額は、倍以上掛かります。
それでも入手困難(製造して無い)なので その案で注文を依頼しようと思いましたが
ダメもとで 建材屋で瓦工事もしてるトコに聞いてみると取り置きしている問屋を
知ってて 少しならまだ持ってる。って事で 送ってもらった。実際は、五枚しか無くて
残りは、他から調達!。 でも 手に入る事自体が、珍しいそうで このルートも 次は、
無理と言われました。 ネットで 検索 しても 既に検索に掛からなくなって来ています
㈱銀瓦 さん の 商品名 来島(マルト塀瓦)の 画像です。何と言いましても この形状
瓦と瓦の重なり部分、また二段になった形で特許を取っていたみたいでよく似た瓦が
存在しない事が ガン で 御座います。諦めず探した甲斐がありました。被害あった
お宅もそりゃ~ 塀の途中から 違う瓦じゃ~ 納得、出来ないでしょうからね!。ふ~
うちのお客さんの方も 対物の保険に入って無いって話でしたから何とかならない?
そんな思いで諦めず八方、手を尽くした事が幸いしました。工事は、終わって無い
ケド もう 満足感! で 一杯 です。 施工日を被害に遭われた方にも伝えるとお礼を
言われちゃいました。同じ物が世の中に存在しない。 って 事で 渋々、 うちの案を
受け入れてくれてたみたい。難しく言う方なら、新品で端から端まで違う瓦とかで
葺き替えさせる方も希にいるみたいですから・・・ ホントは、原状復帰が当然なんで
理屈から言うとこちらも正論です。まあ とにかく良かった。皆さんもこの形の瓦の
上がっている塀には、ご用心!下さいませ。工事は、木曜日です。良かった。終了。
PR