8月に水廻りのリフォーム工事を行ったお宅での事、 浴室の改造に伴ない
ユニットバスの選定を考える事になったんだけど こちらのお宅がRC構造の
建物だった為に難題が多すぎて困りました。 我社の施工物件では無いので
見えている部分以外が どうなっているか解らない為に不安が頭を過ります。
浴室内の寸法は1800×1800 あるんだけど片方の建物の隅が柱型で 300角
ぐらい 飛び出ているし 天井にも柱型から左右2方向に梁型が伸びている。
この時点で住宅用のユニットバスは空間に無駄が多くなるし天井高さも梁に
当たり無理かなと考え始めていた。見積り段階でお客さんの家は壊せないし。
考えた末、 一案として タカラスタンダード さんの 「耐震システムバス」で
見積りする事にした。 タカラさんのシステムバスは 既存のスペースに合わ
せて 注文可能な 「ぴったりサイズシステムバス」で こちらの現場のように
飛び出た邪魔な柱も避けた形にオーダーが可能なので。 その仕様で行くと
「伸びの美浴室」と言うシリーズで浴槽の素材がカラーステンレス製になりま
した。 利点はもちろん スペースに無駄が無い事。 あえて欠点を上げると
すれば 浴槽の一部が 切りかいだ様に見える事。(風呂蓋も同じ) それと
風呂蓋の絡みで保温性能が落ちる事も少し営業マンの方から言われました。
そこで もう一案が、 見た目を優先させて300mmの部分を潔く捨て 残った
部分を最大限に活かしたプラン。1 500×1800の浴室の内々寸法を 最大で
使う為には 住宅用のユニットバスは無理。そこで TOTO さんのマンション
リモデルバスルームと言う商品を探して頂き見積りしました。サイズは1418で
商品を組み立てる際の クリアランス(あける隙間)は ギリギリの商品でした。
見積り書とプラン図を手にお客さんの所に。 いざ勝負です。定価ベースでは
TOTOさんが高いものの お客さんに渡す金額的には メーカー間のネットの
関係でほぼ同額でした。 あとはお客さんの好みです。TOTO か タカラ か
さてどっち?。お互いの商品について細かく説明した結果は・・。勝者、TOTO。
結局、広さより 「魔法びん浴槽」の保温性と 床の 「ソフトカラリ床」が決めて
となりました。 以前のお風呂より洗い場は狭くなりましたが 浴槽は大きくなり
エプロンの高さや浴槽の深さも以前より出入りし易い物となり 浴槽内のハンド
グリップや周辺に取り付けた手摺りのお陰で お施主様のお母さんからも大変
喜んで頂けました。 ぶっちゃけた事を言うと お風呂が決まり 解体してからも
ハプニングが他々あったけど 無事、TOTOのユニットバスを施工する事が出来
ました。 たまには こんな ハラハラドキドキ 出たとこ勝負の現場もスリルが
あって 面白いと思った現場でした。
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