地元の男友達の結婚式。そこで久しぶり見かけた新郎の妹。とても輝いてみえた。
ふと思い返すと 幼かった昔の記憶が 蘇える。
余所から 引っ越してきた兄と妹。 兄は同級生で 妹は一コ下。 それまで 同級生と
いえば、 近所に 男の子が２人だけだった。それが何と転校生。 容姿はと いえば
太った兄貴とかわいい妹。小さな村は、しばらくその話題で沸いた。 同級生と言う
こともあり、兄貴とはすぐ一緒に遊ぶような関係になった。 しかし 妹の方といえば、
当時は体が弱く、病院を入退院する日々で 学校の登下校を含め、あまり外に出て
いるのを見る事はなかった。 しかしそんなある日、体調が良いと言う事で 一度だけ
兄貴に連れられて 赤い半纏を 着て、外に 遊びに出て来たあの日・・・。
けいどろ （チーム戦 鬼ごっこ）を みんなでした事。 近くで見た 彼女の顔・・・・。
その時繋いだ手と手。 その時、感じた気持ちを今でも覚えているのは 何故かな。
思いは 他の人に届き、僕は 家庭を持った。
しかし そんな満ち足りた生活の中でもふとしたキッカケで思い出すこの気持ちは
大切にしたいと思う。
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